2017年8月5日土曜日

花と水のタペストリー 85作目

花と水のタペストリー 第85作目 
「京都府警察シンボルマスコット ポリスまろん」



開園より第85作目となる絵柄は京都府警察のシンボルマスコット「ポリスまろん」です。
平安時代に京都の都を護っていたとされる検非違使(けびいし)をモチーフに、力強く、頼りがいのある京都府警察の姿を現しているそうです。



縦18m、横62m、46段のひな壇に3675基のプランターを並べ、花壇や寄せ植えでおなじみのベゴニア・センパフローレンスやマリーゴールド、丈夫で育てやすいヒメコリウスなどの植物で絵を描いています。

設置期間は11月下旬頃までです。

サフラン

和名: サフラン

学名: Crocus sativas L.

科名: アヤメ科(新エングラー、APGⅢ)

開花期: 10月下旬~11月上旬

園内植栽場所: ハーブ有用植物園



オレンジ色の3つあるめしべが香辛料として知られています。

3000年以上前から栽培の記録が残っており、紀元前より香辛料、染料のほか薬用にも利用されていたようです。古代ギリシャでは、サフランの黄色は高貴な色とされていたようです。
日本へは江戸時代に薬用として伝わったのが最初とされています。

クロッカスの仲間ですが、クロッカスが春に咲くのに対し、サフランは秋に咲きます。
また、イヌサフランは名前は似ていますがイヌサフラン科の植物で、種類が異なります。













サフラン


   クロッカス













 イヌサフラン


サトイモ

和名: サトイモ

学名: Colocasia esculenta  (L.) Schott

科名: サトイモ科(新エングラー、APGⅢ)

園内植栽場所: 春のゾーン花壇



東南アジアが原産のタロイモ類の仲間で、日本へは縄文時代に伝播したといわれています。
多くの品種があり、京都のお節料理に使われるエビイモやヤツガシラもサトイモです。サトイモの葉柄はシュウ酸石灰を多く含むため、えぐ味がありますがヤツガシラやトウイモ、ハスイモの葉柄はズイキと呼び、食用にされます。

コンニャクの原料になるコンニャクイモや観葉植物で知られるクワズイモ(アロカシア)も同じサトイモ科に属しますが、ジャガイモ(ナス科)やサツマイモ(ヒルガオ科)とは科が異なります。


サトイモ






バラ`フリージア’

和名: バラ‘フリージア’

学名: Rosa  ‘Friesia’

科名: バラ科(新エングラー、APGⅢ)

見ごろ:春(5月下旬~6月上旬)、秋(10月中旬~11月下旬)

園内植栽場所: 春のゾーン バラの小径



読み方は一緒ですが、花のフリージア(freesia)とはスペルが違うのでバラの名前がフリージアの花に由来しているわけではありません。

バラの小径には約20種類のバラが植栽されています。
華やかな春とシックな秋。春に比べると秋は花の色が濃く深く、花持ちがよくなります。
`フリージア’はドイツで作出された品種で鮮やかな黄色の花色とフルーティーな香りが特徴です。